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【投資方法分析】じっちゃまの「決算原理主義」について解説します

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投資法分析シリーズ。今回は広瀬隆雄氏(じっちゃま)の投資方法について解説します。

 

 

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じっちゃまは2013年に米国株投資法に関する書籍を発売していますが、以降はブログやサロン、現在はTwitterYouTube Liveでの発信に注力しています。時流をよく理解されており、その時に一番効果的な手法で情報発信しています。

 

また「投資法を決めつけない方が良い」と仰っており、まず実践してみて一番パフォーマンスが良い投資方法が自分にとって一番最適な投資方法であると考えており、柔軟なスタンス・考え方が特徴的です。

 

<じっちゃまの投資法>

じっちゃまの投資基準は「決算の良い銘柄を買う・決算が悪い銘柄を売る」という非常にシンプルなものです。

 

決算の良い銘柄とは

・EPS

・売上高

・ガイダンス(次回決算の目標値)

の3つが市場のコンセンサス予想(次回の決算でこのぐらいになるだろうというアナリストの予想)を全て上回っている。

 

という明確なものです。シンプルで非常に分かりやすいですが、これを確認するのは実は大変であるとも述べています。

 

じっちゃまの投資法は自身で「決算原理主義とも表現するぐらいとにかく「決算」に強く拘っています。

 

<決算原理主義とは?>

・決算が良かった→買うもしくは保持し続ける

・決算が悪かった→売るもしくは購入候補から外す

この2つにとにかく集中すること。

 

・相場や市況で判断しないこと

・自分の思い込みで判断しないこと

・ストーリーに酔いしれないこと

とにかく「決算」である。これが決算原理主義です。

 

米国株は四半期決算ごとにEPS、売上高、ガイダンスとそれに対するコンセンサス予想が明確で分かりやすく、企業の体力・成長性も高いことからとりわけ米国株に重きを置いています。新興国も今後は対象となってくるかもしれません。

 

<投資方法について整理します>

もう1度まとめます。

1.決算が連続して良い企業が投資対象

若い企業は一度もしくじっていないこと。上場してから何十年も経過している企業は1度のしくじりは許容。でも基本はしくじっていない企業が対象。

 

2.良い決算であることを確認してから購入する

決算前に買ったり売ったりしない。決算が出て評価が決まってから購入する。

これは決算後に機関投資家などの大口の買いが入り、そこに乗っかるため。

 

3.決算をしくじったらその後に売却する

良い決算の後に利益確定の売りはしない。しくじったら逆らわずに売却する。

良い決算の時の逆で、決算後に機関投資家などの大口の売りが入るので、同じくそこに乗っかるため。

 

4.1.~3.を繰り返す

決算が良ければホールド、もしくは買い増し。

決算が悪かったらそこで終了。売却して新たな銘柄を探すことになります。

 

初っ端からしくじったらそれは自身の見る目が無かったと諦めます。

上手く行ってたけどどこかでこけた場合は、恐らくそれまでに上昇していた利益が得られていると思います。これを繰り返せば莫大な利益は難しいかもしれませんが、ヒットを積み重ねることで利益に繋げる投資法と言えます。

 

ZOOMのようにIPO後から毎回決算をクリアしている銘柄は

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こういった具合に伸びていきます。

10バガー銘柄を探すのであればIPO後決算を一度もしくじっていない銘柄」を探してみると良いかもしれません。

 

<注意点>

決算原理主義を元にした投資をする場合、2つ注意点があります。

・毎期必ず決算をチェックすること(アフターケアは必須)

・他の投資方法と混ぜこぜにしないこと(相場やチャートを追いかけない)

 

じっちゃまのオススメ銘柄に乗っかるのも良いですが、必ずしも上手くいくと限らないので盲信は禁物です。一方で「二度手間はかけないように」とも言っているので発信されている情報を利用するのは良いと思います。

 

また「相場を読むのは得意ではない」と公言していますので、決算原理主義に乗っかるのであれば相場の全体感を読むのは下手な考え休むに似たりと捉えておくべきだと思います。