2月に入り株式の新規購入を控えています。
大きな調整・下げを見込む声が多くなってきておりブレーキを掛けています。アノマリーに乗っかっているので当たらない可能性もあります。保持している銘柄はそのままにしているので最悪予想が大滑りしても保持銘柄の上昇は期待できる。そういった作戦です。
もう1つ買いを控えている理由として2〜3月は保持銘柄の決算シーズンです。
私のポートフォリオの半分近くは、決算投資法を軸としています。
これは
・決算が良い:ホールド、または買い増し
・決算が悪い:売却
というルールの元に投資をしていますが、決算投資法で狙っているのは倍増〜10倍増が期待できる銘柄です。
1.IPOしてそれほど経過していない若い銘柄を
2.良い決算を継続しているうちはホールドし
3.良い決算をこれでもかと連発することで上昇を狙う
という考え方に基づいています。これは若い銘柄が実績を積み上げていき、市場からの信頼を勝ち取ることでその企業が潜在的に持っている価値が評価されるというものです。
いわば「ピラミッドの建築」です。
ピラミッド投資法という投資方法があります。これはより良い銘柄に買い増しをしていき、成長が伴っていない銘柄を外すことで「厳選された銘柄」だけが残り資産が膨らむというものです。
長所は狙い通り伸びていけば良い銘柄だけグングン株価が伸びていくので効率的に資産が拡大します。短所は狙いが外れると絞り込むほどに「やられてしまう危険性が高まります」
決算投資法はいわばテンバガーとの出会いを狙う投資方法で例えば
1.最初に10銘柄(目安)候補を見つけて少額投資を行う
2.決算が良かった銘柄は買い増し、悪かった銘柄は売却
3.ひたすら2.を繰り返す
4.投資銘柄がゼロになる、あるいは自分で決めた下限保有数を下回ったら新規に購入する
といったサイクルで時間が経過したらいつかテンバガーに巡り会えるかも?しれません。
このやり方は決算という確実な手がかりを元にするのでテンバガーへの道のりに根拠が生まれるのが長所です。
一方で銘柄分析・ストーリー分析がしっかりできないと見込みのないダメ株を掴んでしまう可能性があります。例えばドロップボックス(DBX)は決算を外していないのに株価は低迷しています。
これは前年同期比売上高など、株価上昇を促すようなインパクトのあるポジティブサプライズなどEPSや売上高の数字以外の好材料を提示できるような優れた企業かどうかを見極める力が必要ということです。
ピラミッドの建築・積み上げは夢があります。良い銘柄「候補」を見つけてその銘柄が独り立ちするまで見届けるというロマンがある投資の考え方じゃないかなと思います。
大きな収益を狙うのであれば、決算投資法をメインにしたほうが良いですが、
・ポートフォリオに安定感をもたらしたい
・経済状況が悪化した局面でも投資したい(景気悪化局面の場合、決算が全滅で投資できない可能性もあります)
という場合はアップルやマイクロソフト、P&G、コカコーラなどの「王道銘柄」をコツコツ積み立てる、あるいはインデックス積立投資をすることでバランスを保つことができます。