ゆるっと投資〜ゆるっと・気軽に・楽しむ投資〜

投資、資産運用を中心になるべく分かりやすく語ります

中長期の保有投資における最適と思われる銘柄とは?

f:id:akahisi:20200329225803j:plain

 

www.financialpointer.com

 

この記事を元に中長期目線での投資を行うのに相応しい銘柄について考察しました。

 

株式投資は二種類の方法がある>

これは私個人で定義していることですが、株式投資は二種類あると思います。

①トレーディング

保有投資

です。株式投資を期間で区切ることには違和感があり、

・売買を前提とする投資方法:トレーディング

保有を前提とする投資方法:保有投資

と定義しています。

 

期間で区切りたくないのはデイトレードスイングトレードは別として、投資によって期待する効果が現れる(あるいは現れないと確信する)タイミングは「そもそも自分ではコントロールできない」と考えるからです。

 

よって短期投資・長期投資の区分けはあまり考えないものとしますが、保有を目的とする場合「できる限り持っていたい」と考えるのが自然なので保有投資を選択した場合、自ずと長期投資を志向するものとします。

 

<トレーディングに最適な銘柄とは?>

最初にトレーディング:売買を前提とした投資において最適と思われる銘柄を説明します。

景気循環銘柄、シクリカル銘柄

・トレンド銘柄

・グロース投資銘柄

・バリュー投資銘柄

 

こういった銘柄が該当すると思います。共通しているのは「値動きがある」という点です。値動きがはっきりあるからこそ、売買マイルールを決めて適切なタイミングで利確する・損切りするといったアクションが取れます。

 

 

保有投資に最適な銘柄とは?>

では中長期の期間保有するのに適した銘柄はどうでしょうか?

・じっくり成長銘柄

・メガグロース銘柄(○○バガーを狙える銘柄)

・連続増配銘柄

・王道銘柄

 

この中で一番持っておきたいのはじっくり成長銘柄だと思います。

 

これは冒頭紹介した記事のハワード・マークスの息子の言葉で言う

 

・優れた「複利成長銘柄」

に該当します。

 

じっくり成長銘柄、優れた「複利成長銘柄」に該当するのは

VISA(V)です。

f:id:akahisi:20210115231812p:plain

2008年のIPO以降

・3年で2倍

・8年で5倍

・11年で10倍

という伸び方をしています。

また、年数が経つほど伸び方が大きくなっており複利的に成長していることも分かります。さらにコロナショックの時を除いて大きく下落しておらず綺麗に上昇しています。

 

VISAは既に大きく上昇しており、ダウ銘柄に採用されるまでに成長したので現時点では連続増配銘柄・王道銘柄にシフトしています。

 

じっくり成長銘柄から王道銘柄あるいは連続増配銘柄にシフトする銘柄は長期投資の理想だと思います。こういった銘柄を1つでも多く保有できれば、資産は大きく拡大すると思います。

 

<じっくり成長銘柄に投資するには>

ではVISAのようなじっくり成長する銘柄はどう選べば良いでしょうか。

IPOして時間が経過していない企業

・財務基盤が強固な企業(キャッシュフローが豊富、既に黒字化を実現している等)

・強固なブランド、モートが確立できている企業

・現時点でも強みを発揮している一方で10年スパンでの成長性が期待できる企業

こういった特徴を持った企業がじっくり成長銘柄に該当すると思います。

 

IPOして間もない企業はまだ企業の価値や実績が株価に反映されていない可能性があり、上昇余地が期待できます。

 

財務基盤が強固な企業は簡単に崩れないため、堅実さが評価され着実に伸びていくことが見込まれます。また財務基盤が強固な企業は既に相応に企業規模が大きく、小型株のようなジャンプアップするような成長ではなく、ゆっくり・じっくり成長することが見込めます。

 

一方で単に財務基盤が良いだけでは「伸びていく材料」に乏しいので、成長を期待できる材料としてブランドやモート、成長性も評価できる企業であることが求められます。VISAで言うと高度に発達した決済ネットワーク、決済信頼性、利用箇所の豊富さなどが該当します。さらにビジネスモデルとしても自前でカードを作って普及させる必要がないなど確かな強みがあります。

 

そして何より実績として「決算が良いこと」がポイントです。良い企業が実績を確実に叩き出すことで評価を得て株価が上昇していきます。

 

<メガグロース銘柄は決算が重要>

決算の重要性はじっくり成長銘柄だけでなく、メガグロース銘柄にも当てはまります。

メガグロース銘柄は

・優れたストーリーを持った銘柄

・好決算をこれでもかと連発する銘柄

が該当します。

 

このため、メガグロース銘柄・○○バガーを実現する銘柄は最初から狙っていくのではなく、いくつか候補を見つけて投資した後に選び抜かれた結果メガグロース銘柄に巡り会える。そういったイメージで保有します。

 

例えばZOOM(ZM)です。

f:id:akahisi:20210116000306p:plain

ZOOMは2019年4月にIPO。その後コロナ禍による需要増により、一時期テンバガーまで上昇しました。

 

この間1度も決算をしくじっていません。IPOした後に購入して決算が良い限り持ち続けるルールだとしても約2年間保有し続けていることになります。

 

非常に優れたエクセレント企業:メガグロース銘柄は好決算を継続的に出し続ける企業が該当します。決算が良い=実績を継続的に積んでいる企業を決算が良い間保有し続けるということです。

 

ポートフォリオに安定感をもたらす連続増配銘柄・王道銘柄>

・じっくり成長銘柄

・メガグロース銘柄

は中長期的に株価の上昇を期待する銘柄です。

 

一方で例えば10年以上連続して増配しているような銘柄(マイクロソフトウォルマート、先ほど紹介したVISAなどが該当します)、王道銘柄(GAFAやP&Gといったメジャーな銘柄)は劇的な株価上昇は期待できないですが、配当や王道銘柄のブランドといった要素が株価の安定感をもたらします。

 

全てが成長を期待した尖った銘柄ばかりだと不安が先行するので、ある程度安心感・安定感が欲しい方は連続増配銘柄や王道銘柄も組み込んでポートフォリオを安定します。

 

ポートフォリオのバランスが整うと保有投資の保有期間、すなわち握力の高まりに繋がっていきます。

 

以上が中長期目線での投資を行うのに最適と思われる銘柄の解説でした。

 

人によってはトレーディング的銘柄を幾らか織り交ぜるのも良いかと思いますが、

・決算を基準にした成長性に期待する銘柄

・実績を基準にした安定性に期待する銘柄

を中心に保有して複利での成長を狙い中長期で保有する。これが良いのかなと思います。