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IPO投資は寝て待つ

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9月に入って米国株ではIPO銘柄の話が多くなってきました。

 

コロナショックで途絶えていたIPOですが、ZI(ズーム・インフォ)をきっかけに再び盛り上がってきました。

 

IPO投資はIPO直後に飛び乗って価格が跳ね上がるのを狙っている人が多いため、IPO直後は話題になりやすいですが、その後「あの銘柄は今」状態になりやすいです。

 

でもIPO銘柄の仕掛けどころはIPOしてしばらく経過してからだと思います。

 

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2017年にIPOしたZM(ズーム・ビデオ・コミュニケーション)と2019年にIPOしたCRWD(クラウド・ストライク)です。ZMは2020年に大化けしました。CRWDも倍に伸びています。

 

両銘柄ともに停滞期間がある事が分かります。CRWDは特に分かりやすいですが上場直後は一気に盛り上がっていますが、その後停滞。コロナ後に右肩上がりに上昇しています。

 

チャートから決算状況はわからないですが、ZMもCRWDも上場して1度もしくじっていない銘柄です。ただ1,2回上手くいっただけでは上昇していない事が分かるかと思います。4回決算成功して1年経過。8回成功して2年かかることになります。

 

つまり年単位で構える必要があるということです。IPOしてすぐに飛びつかなくても最初の決算を確認してその後の推移を見届けてから投資しても遅くはなく、むしろ適切なタイミングはしばらく経ってからという事が分かります。

 

焦らなくても寝て待って良いという事です。

IPO後の決算を成功させた企業

IPO後に乱高下した状況から落ち着いて、上場来高値(新値)を更新した時

が投資の狙い目ということになります。

 

IPO企業に注目した方が良い理由>

本来は実績ある企業に投資した方が、リスク少なく運用できます。

インデックス運用から一段階進んで個別株投資をする場合、値動きの大人しい保守的・ディフェンシブな銘柄に投資した方が資産を大きく削られてしまう危険性が低く安心して投資する事ができます。

 

でも保守的・ディフェンシブ銘柄ばかりだと資産がなかなか増えません。長期的にじっくり腰を据えて投資に臨む事が求められます。資産拡大を狙うのであればリスクを取って成長銘柄への投資を考えないといけないのですが、成長銘柄はトレンドを追いかける部分があり、株価が高い銘柄がほとんどです。

 

IPO銘柄は「これから伸びる(かもしれない)銘柄」でもあります。

成長銘柄よりも株価はまだ低いので「これからの成長銘柄候補」として、新たにグロース投資に取り組む方に取って良いターゲットがIPO銘柄だと考えています。

 

IPO銘柄が全てグロース投資に適しているわけではありません。厳選された銘柄が成長銘柄として生き残るので、闇雲になんでも飛びつくのは危険です。その意味でも寝て待って良い銘柄かどうかをじっくり見極める事がポイントになってきます。