ゆるっと投資〜ゆるっと・気軽に・楽しむ投資〜

投資、資産運用を中心になるべく分かりやすく語ります

【楽しむ投資】楽しむための個別株投資先〜その3〜

f:id:akahisi:20191202004539p:plain

自分が好きな企業、良い取り組みをしている企業に投資するシリーズ今回が最後です。

 

バークシャーハサウェイ

JR東日本

・アップル

 

4つ目はスターバックスです。

スターバックスに投資したい理由>

・コーヒーを飲む習慣は未来永劫不変

顧客満足度を高める取り組み「サードプレイス」

・従業員が働きやすい環境を重視している取り組み

 

一般消費財セクターなので、株価に波が出やすいです。

 

利益率が高いので上昇時には株価にも反映されやすいですが。

 

世界全体の嗜好性の高まりや生産国の人件費などの経費上昇によりコーヒー豆自体は高騰化しやすいです。安定性も欠いています。

スタバの場合、そういった資源高に対して売価に反映できる強みがあります。

 

コーヒー豆価格上昇(もしくはインフレ)→販売価格の上昇→売上減少の回避。

のサイクルを作れる強みがあります。利用者目線だと良くないですが、投資家目線だと大事なところです。逆に販売価格に乗せられない場合、売上減少に繋がります。

 

コーヒーは嗜好性が高いので、喫茶の習慣がなくならない限り、コーヒーを飲む人は継続して存在し続けます。さらに習慣を覚えた人が増えていくと(世界全体の所得のボトムラインが上がると増えていく可能性は高いです)、愛飲する方も増える訳です。

 

さて、コーヒー豆の価格上昇を売価に上乗せした場合、客単価は上昇しますが来店客数が減ってしまっては意味がありません。

 

ということで「サードプレイス」とキーワードが重要になってきます。

 

サードプレイス=スタバの代名詞とも言えますが、居心地の良い空間を作ることで顧客に強烈な印象と習慣化の促進を図るこの取り組みは素晴らしいなと思います。

 

スタバのコーヒーだけ切り出すと他に優れたコーヒーを出すお店は多いです。

茶店には喫茶店の良さがあり、サードウェーブコーヒーにも独特の良さがあります。こだわりを持ったカフェも様々出てきており、スタバのサードプレイス戦略が他に全くない独自の取り組みであるとは言いにくいです。

 

ですが、最近各所にできているスタバ各店は店ごとに内装など独自のこだわりを見せ始めています。費用は相応にかけているのではないでしょうか。

また出店ペースもそれなりに早いように思えます。それでも似たようなお店のコピーを乱発させているのではなく狙いをつけて「良い空間作り」にこだわっている姿勢は評価大です。

 

結果的に満足度が上がり、リピーターが増えますしふっと入ろうと思う方の需要も取り込みやすいです。居心地の良い空間はそれだけ大事だと思います。

 

漠然とした取り組みではなく「サードプレイス」というキーワードとして長らくそのコンセプトを継続しています。これが続く限り、飲食店系特有の負のスパイラルにはハマらないのかなと思われます。一時期厳しい時期はありましたが、これを乗り越えたのもサードプレイス化を押し進めた点によるものです。

 

最後が従業員満足度に対する取り組みです。

www.motleyfool.co.jp

こういった話や

ferret-plus.com

こういった話など従業員満足度に関する情報が出回っていますが、働く人の満足度を意識した取り組みをしている飲食店はそれが回り回って顧客の満足に繋がります。

最終的には売上にも影響してくる要素なので、スタバらしさとして評価して良いのかなと。

 

無論不満を持っている方もいるのだとは思いますが、それが表に出にくい仕組みを作れているのかなと思います。利用していてそういった要素を感じたことはありません。

 

またあるCEOへのインタビューでコーヒーの受取専門店、あるいはAI導入により自動化が進んだとしても店舗に人員を配置するとの方針を示しており次世代も飲食店と人との繋がりを意識しているのだと思いますし、個人的にはこの姿勢を高く評価します。

 

というのも飲食店は自動化・ロボ化しやすいですが最終的に提供する相手は「人」なので可能な限りは人と人の繋がりは何らかの形で残して欲しいと感じている方は多いのではないでしょうか。

 

場所作りと人の繋がり

一見アナログで古い考えになりやすいですが、それをコンセプトとして活かせてる限り無形の資産として残り、成長の源泉になるのではないかと思いました。

 

スタバ株を保有し始めてから株価に波が出ていますが、競争相手に負けず今後も優位に進められる良い材料があると評価しています。