自分が良いと思う企業、好きな企業に投資する方針を掲げた個別株の投資先として
その1では
・バークシャーハサウェイ
を挙げました。
もう2つ企業を紹介します。
1つは「アップル」です。
<アップルに投資したい理由>
・強固なブランド力
・独特の「クセ」とも言うべきアップルスタイル
・10年先を見据えた取り組み
・逆境に強い体質
アップルブランドはもはや定着し、一般化したといって良いと思います。
日本だとiPhoneユーザ、MACユーザがポピュラーなので(信者が多い)贔屓目かもしれませんが世界各国に浸透しています。マイクロソフトと並んでブランド力は脅威です。
このブランド力は「互換性が効かない」レベルで浸透していると見ています。
MACユーザ、iPhoneユーザがWindowsユーザ、Androidユーザに切り替えられるかと言われると疑問です。費用はかからないですが、データ移行など地味に面倒なところが多いです。
またこの「ブランド力」によって様々な仕掛けが容易になります。
2019年の最初はアップルにとっては強烈な逆風でした。一番言われていたのは「iPhone依存」です。売上に占める割合が大きかったiPhoneですが以前は「高額機種メイン」で廉価路線が上手くいかなかった時期でした。
2019年アップルはとてつもない上昇を果たす訳ですが、貢献したのはハードウェアではなく「周辺機器・ウェアラブル端末」です。
共に売上が増加し収益増に貢献しました。筆者もAirPods Proを購入しましたが、予約してから1ヶ月半程度待ちました。人気の凄さを体感しました。
アップルはブレない部分が多いなと思います。操作性、分厚いマニュアルを挟まずスタイリッシュさを重視するデザインにするなど細部にまでこだわりを持たせています。
通常こういったこだわりは企業の成長にマイナスになることが多いです。何故なら経費がかかるからです。
アップルの場合、こだわりがブランド力をより強固にしブランド力がアップルのこだわりを「品質」と変換する作用を持たせているように見えます。このサイクルが続く限り、売上にネガティブなことにはならないかなと捉えています。
10年先を見据えた取り組みは「サービスのサスティナブル化」です。
古くはApple Musicがあり、AppleTV、さらにはiCloudも容量が増えると費用がかかります。アップルのサスティナブルサービスを「気がついたら使っていた」と言う方もいるのではないでしょうか。
サスティナブルサービスのポイントは「安定した収益獲得手段の確立」です。毎月定額の利用料金を獲得していくしかもそれがごく自然に負担なく、幅広く獲得できるのであれば企業にとっては大きな収益源となります。
そして一番評価したいポイントは「逆境に強いこと」です。
アップルは何度も危機にさらされています。
・スティーブ・ジョブズ復帰前(倒産しかけた)
・スティーブ・ジョブズ死去(アップルブランドが崩壊するのではと危惧された)
・iPhone売上の頭打ち(収益が落ちていくのではと言われた)
これらを見事乗り越えています。
今は中国問題がネックになっていますが、ティム・クックCEOはトランプ大統領へ直談判し影響を緩和する方向に持っていくなどマイナスの影響もなんのそのと言う逆境力を有していると思います。
ハイテク企業は不況に弱いと言われますが、何度落ちてもまた這い上がってくるそういった取り組みができる力を有していると思います。この力があれば長期的に投資しても継続的に成長が見込めるそう捉えています。
長くなったのでもう1つの企業はその3で扱います。