SBUXの売却検討と並行して、個別株の投資方針を整理しています。
その中で個別株に関して、1回買ってそのままな銘柄ばかりだと
・株の売買の決断力が鈍る
・銘柄選定、銘柄分析の力が鍛えられない
という点が気になりました。
短期投資で収益をあげるのは難しいとされていますし、トレーディングに関しては素人が手を出すのは難しいとされています。
ただ、長期保有に足ると思っている銘柄も実はそうではない、あるいは時間が経つと実は見直しをかけないといけない銘柄に変わっていたといった事態に陥る可能性があると思います。
状況が変化した時、あるいは予測が外れた時にきちんと見直しができるかどうかに自信が持てない部分もあるため、基準を整理している段階ではありますが、ごく少額の投資を通じて
・銘柄選定
・銘柄分析
・売買判断
のトレーニングを行います。
最初に選定したのはロス・ストアーズ(ROST)です。
この企業数字は結構良いです。
Growth, Profitability, and Financial Ratios for Ross Stores Inc (ROST) from Morningstar.com
EPS
2010年:0.89
2019年:4.26
フリーキャッシュフロー
2010年:730(Mil)
2019年:1,653(Mil)
2010年:41.12%
2019年:49.96%
(かなり高い上にそれを維持し続けている)
といったところが目を引きます。株価は基本的に右肩上がり傾向。財務・収益が裏付けをしています。
ロス・ストアーズはディスカウント衣料などを扱っておりアメリカでは人気の百貨店(ディスカウント・チェーン)です。
内容を見る限り勢いはあるものの、長期保有したいなと思わせるには不安要素があります。
・小売店業界の将来に不安あり(Amazonと大型ストアやネット通販に押されている)
・人気、支持が一過性のものとなる懸念あり
個人的にはお店の写真を見る限り、購買意欲はあまりそそられないですが、安くて良いものがひょっとしたらあるかもという期待感を持たせる仕組みや大胆な経費削減策など他の小売にはない強みもあり面白い企業だと思います。
財務・収益と株価の勢いを評価しての選択ですが、愛着が湧く要素が少ないためシビアに数字のみを追いかけるトレーニングには適切であると判断しました。
購入価格114.75ドルで2株購入しました。
今回は
・15%以上株価が上昇した場合
・8%株価が下落した場合
売却します。売買のトレーニングなので、どちらにしても結果売却の方が自分自身にフィードバックする要素が大きいのでありがたいです。
売却条件に達しないままズルズル時間が経過した場合は、決算の状況を見て継続保有するかどうかを判断しますが、成長性を期待して購入しているのでこの結末になった場合もなぜ伸び悩んだかを分析することで収穫はあるとみています。
あくまで楽しむ投資の一貫なので、この銘柄購入を推奨しているわけではありません。乗っかるのは自由ですが、自己責任でお願いします。
状況動いたら経過報告をします。
トレーニングを重ねることで
・売買による収益獲得を目的とした投資
・良いと思った企業に対して行う投資
の2つに分かれてきてそれぞれ基準を設けることで色々整理できるかなと思っています。
結果、長期投資・短期投資の良いところ・悪いところを踏まえた楽しむ投資(かつその中でできるだけ収益を増やす投資)ができるのでは?と考えました。この辺は整理できたところで記事にしたいと思います。