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【銘柄選定】個別株投資におけるプロダクトライフサイクルについて

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プロダクト・ライフサイクル

このグラフは製品やサービスの流行り・廃りを示すプロダクトライフサイクルです。

 

筆者はこの考え方を銘柄選定に適用しています。

 

(イメージです)

・導入期:IPOした直後、上場5年前後などまだ不安定な状態

・成長期:取り組みが機能し、企業として勢いがある状態

・成熟期:取り組みが引き続き機能し、安定感が出てきた状態

・飽和期:成長性が横ばいになり、注目が集まりにくくなった状態

・衰退期:トレンドから外れ、成長材料が無くなった状態。決算も良くない。

 

人それぞれだと思いますが、私は

・成長期真っ只中の企業

・成長期から成熟期に差し掛かっている企業

を投資対象としています。それに安定性を加えたいので「成熟期だが、成長の余地が残っている企業」も対象としています。

 

誰しも好んで飽和期〜衰退期の企業は選ばないと思います。

 

導入期の企業に関してはIPO狙いの方やベンチャーキャピタル・小型株好きの方など「上手く行けば化ける」「10倍以上の成長が狙える」と言うキーワードにビビッとくる方は狙ってみて良いと思います。

 

筆者は投資をする場合、納得して資金を投入するようにしたいので納得感をもたらす材料を持っている企業が対象になりやすく、それに該当するのは成長期〜成熟期ということになります。

 

「成熟期」の企業に対する評価は人によって異なると思います。

 

成熟した状態ということは成長性はそれほど多くは期待できません。年2桁の成長を期待する、あるいはS&P500よりも上回るパフォーマンスを狙いたいという方は成熟期の企業は面白くないと捉えるかもしれません。

 

ただ例えばP&Gがそうですが、非常に歴史ある企業で連続増配を何十年も記録するぐらいであっても時代に即して企業の方向性を変えたり、買収や提携によって新しいものを生み出したりと企業努力を継続しながら成長を追い求めているところもあります。

 

筆者はそう言った取り組みを評価したいので、財務・収益の数字も見た上でですが、成熟期が長く続いていくであろう企業も購入候補としています。