2/24以降軒並み値下がりし、不安が募る状況ですがそんな中、
バンガード社がETFの経費率改定を発表しました。
要は手数料の値下げです。
対象は
VWO
VGK
VEU
VSS
VPL
VXUS
VT
VWOB
BNDX
です。VT以外はいずれもアメリカ以外の地域を対象としたETFです。
(VTは全世界をカバーしていますが60%弱がアメリカを対象としています)
恐らくはアメリカ人気一極集中の状況だからだと思いますが、VWOは0.02%もコストダウンしており「アメリカのカントリーリスクを気にしている方」にとっては物凄い朗報だと思います。
今回の株価下落をきっかけにアメリカ一極集中からカントリーリスクを分散させようと考えている方もいると思います。バンガードはそんな投資家心理を見越して良いタイミングで施策を打ってきました。
さらに驚いたのはその取り組みを「通常営業」と評したことです。
バンガード社はコストダウン競争に絶対の自信を持っていることを隠すことなくアピールしています。
・バンガード
・スパイダー
の3社が激しいコストダウン競争をしていますが主にアメリカターゲットのETFが対象でした。今回アメリカ以外のETFをコストダウンしたことでその競争がさらに加速することになると思われます。
<同時株安なのに喜べるの?>
インデックス投資、しかも積立投資をしているのであれば株安・株高に関係なく淡々と積立をしていきます。であれば株安の現状でも臆することなく継続するしかないので、例え逆風の状況でも購入することで将来市場が回復した時の上昇に繋がります。
しかも長期に積み立てる場合、購入と維持のコストは安いに越したことはないのでバンガードの今回の取り組み関して懸念は一切ないわけです。