1/28に
・SBUX
・AAPL
の決算発表がありました。
結局この2銘柄は今自分のポートフォリオに入っています。その理由はいずれ説明します。
この2銘柄の決算発表がありました。決算結果はフォローした方が良いので、結果の確認をします。
決算では以下の要素を確認します。
・売上高が上昇しているか
・EPSが上昇しているか
・ガイダンス(前回決算で出した目標)を上回ったか
・業界特有の評価要素(ショップの来店客数や既存店売上など)
<SBUX(スターバックス)>
売上高:予想71.1億ドルに対して71億ドル
EPS:予想0.76に対して0.79
ガイダンス:EPSは予想を上回りました
その他評価要素:既存店売上高+5%(予想を上回りました)
売上高は届きませんでしたが、予想に近い数字。EPSは上昇したので評価としてはまずまずかなと思います。
スターバックスは既に世界各国に数多くの店舗があり、そこでの売上高が上昇傾向であるかがキーポイントとなります。新規にお店を出すことによる収益上昇はわかりやすいですが、これはカンフル剤に過ぎないからです。
その点で既存店売上高が予想を上回ったのは安心材料です。取り組みが功を奏していると言えます。
一方で売上高が目標に達しなかった点と後述の懸念材料が気になるところです。
<AAPL(アップル)>
売上高:予想884.1億ドルに対して918億ドル
EPS:予想4.54に対して4.99
ガイダンス:売上・EPS共に予想を上回りました
その他評価要素:ウェアラブルとサービス部門の売上上昇
アップルはかなり良い数字を叩き出しました。2019年で最も伸びた企業で株価を牽引しているだけに2020年に入った後の波乱に影響するような結果でないことを願っていましたが、杞憂に終わりました。
アップルはiPhoneを中心としたハードウェアの売上が頭打ちになっているため、サステナブルサービスやApple WatchやAirPods Proなどの周辺機器に注力し、売上の分散化を図っていますがここまでそれが功を奏しています。
サステナブルサービスが好調であれば、継続的な収益獲得が見込めるため個人的にはここの伸びを気にしています。新たな成長の源泉・成長から成熟期への移行期間を伸ばすためのベースになるのではないかと思います。
<両社の懸念事項>
スターバックス・アップル共に中国発のコロナウイルスという懸念事項があります。
特にスターバックスは中国に多く出店していますが、店舗の営業停止に追い込まれておりこの期間が長いほど売上高に影響します。
アップルも中国の工場閉鎖や生産ラインの見直しなどが入ると影響が出てくるものと思われます。
このため、次回の決算に関してはコロナウイルスリスクを考慮する必要があり、ダウンした場合でもそれがどの程度抑えられたかなど見ておく必要があります。スタバは控え目なガイダンスに切り替えたとの報もあり、影響が出て仕方がないと構えておく方が賢明かなと思われます。