投資とは?と聞かれて思い浮かぶことは人それぞれです。
資産を投じることからきている投資ですが、最近はタイトルの通り
何かを選択して何かを諦めること
であると感じています。
これは投資できる資金が限られているため、投資できるものにも限りがあるということを意味しています。
なので
・投資する先
と
・投資しない先
を決める必要があります。この「投資しない先」を明確にすることが大事だと思います。
私は全天候型に投資しています。
全天候型とは株式・債券・金を含むコモディティに全てに投資することですが、このやり方は
・各資産に分散する分、1つ1つの資産への投資額が少なくなる
・各資産に投資するコストが高くなる
という難点があります。
このため全天候型ではあるものの、諦めないといけない部分が出てきます。
例えば
・社債への投資
・新興国株式への投資
などです。
様々な金融商品の特徴を知れば知るほど、情報を得れば得るほどあらゆるものが欲しくなってきます。
全てのものを満遍なく確保すれば一見良さそうに見えますが、何かを諦めて必要だと思ったものに集中している人が成功したときのパフォーマンスには劣ります。またあらゆるものに投資するには相当の資金が必要となってきます。
他にも
インデックス投資オンリーの方は個別株投資を諦める必要があります。
米国株投資をしている方は日本株や新興国株への投資を諦める必要があります。
株式100%のポートフォリオを選択した方は金や債券への投資を諦める必要があります。
それは良し悪しではなく、選択と決断による結果です。
投資できる資金は有限である以上、あらゆる商品に隈なく投資をすることはできません。VTに投資をしても世界中全ての銘柄に投資をすることはできません。
できることは選ぶことと、選ばなかったものを諦めることです。
投資パフォーマンスを高めるには無駄なものを極力削ぎ落とすことだと思います。
バフェットやマンガーがいう「知っているものにしか投資しない」も同様です。
知らないものを視野の外に追いやる力、誘惑に負けない胆力が求めまれます。
投資方法はなるべく様々なものを実践して模索するべきです。最適な投資方法は人によって異なるからです。でも投資先はあちこちバラバラになるよりも方針に従ってある程度、場合によっては大胆に絞り込む方が良いと思います。
「諦める力」は投資に必要なスキルなのかも知れません。