5月に入り
・中国、韓国は規制緩和→感染者の第二波?と思われるニュースもちらほら
・欧米は外出規制緩和、コロナ対策より経済対策を優先する傾向に
・南米、アフリカなど新興国のコロナ感染者が増加傾向
という状況です。アジア→欧米→新興国の順番で感染拡大→外出規制など強固な対策→経済影響が出始める→規制緩和の流れが起きています。日本はやや独自のペースで進行していますね。
ただ気になっているのは規制緩和の「その先」です。先行している中国・韓国ではコロナ感染の第二波が懸念され始めています。
外出規制がかかっている状態だと人々の行動が抑制されます。規制が緩和されると抑制状態から「一気に」解放されます。解放されると感染予防対策として行っている取り組みがルーズになって来ます。となると再び感染者が増える恐れが出て来ます。
まだワクチン・治療薬は開発中の段階です。この段階で通常通りの生活に戻すと感染者が増加する第二波が発生します。
第二波によって懸念されるのは「コロナショック再び」です。パンデミックが再度発生した場合、経済活動が再び抑制され経済に悪影響を及ぼす懸念が出て来ます。
パンデミックと経済活動抑制による影響は第一波の時に起きたことを振り返ればある程度想定することは可能です。ただ第二波に関しては「別の要素」「新たな想定外要素」が起きる可能性もあります。新興国での感染拡大が「別の要素」の分かりやすい例です。
また第一波の影響が完全に治まっていない中で第二波が発生した場合、影響が増幅する可能性もあります。
ということで非常に月並みな話ですが、コロナショックの「第二波」には常に警戒しておく必要があります。
コロナショックによって恩恵を受ける先に素直に乗っかる投資を実践したとしても、第二波がやってくる可能性には目をつぶらないように注意するべきです。とは言えいつやってくるかの予想は困難です。
対策としては
・あくまで長期目線でのみ投資する(インデックス運用に注視する)
・短期的投資に全力を傾けない(幾らか現金を確保しておくなど)
・レバレッジを効かせた投資などハイリスクは追い求めない
私はコロナショック第二波が来た時に現金が枯渇することがないようにすることを基本方針としていますが、その前にキャッシュを少しずつ増やしていく作戦に切り替えています。コツコツ稼いでキャッシュを増やすことを目論んでいます。ただし、この作戦は「どこかで失敗する部分」が出て来ます。先の予測が出来ない以上、目論見に沿わず損切りを余儀なくされるターンが到来するものと思っています。
絶対の投資法は存在しないので、一部血を流すことを前提に(代償に)継続的に投資を続けるという考え方です。インデックスも継続していますのでベースは維持しつつ今は楽しむ投資としてはキャッシュ獲得のための投資で凌ぎます。第二波が来ないのであればそれはそれで良いわけですし。