S&P500は3/12頃の水準まで戻ってきました。
2月下旬から第1段階の大幅下落があり、その後波があって3/13ごろから第2段階の大幅下落がありましたが、第1段階の状況まで戻ったことになります。
ここまで約1ヶ月。非常に早い戻りです。
の記事でSARSの時にどうだったかについて触れました。
この時は大幅下落前の状態に戻るまでに3ヶ月ほどかかっています。
回復までにかかった期間に関してはリーマンショックやドットコムバブル崩壊の時に約4年ほどかかっています。
歴史的暴落は急激に下がった後かなり長い期間かけてようやく戻るという特徴があります。今回のコロナショックがリーマンショック・ブラックマンデー級の暴落だったにも関わらず2月の最高値からあっさり戻るというのもしっくり行かない印象を受けます。
もちろん印象で価格が決まるわけではないので注意が必要です。
今後考えられるのは以下のシナリオです。
1.2003年パターン。つまりコロナショックによる下落はショッキングであったものの一時的であり、コロナウイルスの脅威が弱まれば「本来の経済成長性」が発揮されて株価が何事もなかったかのように戻る。
2.リーマンショック、ドットコムバブル崩壊の下落のように一旦上がってまた大きく下がる「二番底」と呼ばれる現象が発生する。
3.些細な情報をきっかけに価格が上下し、安定しない。一進一退な状況が続く。
色々ありますが、どうなるかは正直わかりません。
ここで話を変えます。
先日緊急事態宣言が発動されました。緊急事態宣言が出たことで店舗がしばらく休業になったわけですが、「どのお店が休業になるかを事前に予想すること」は非常に難しいです。
例えば筆者は理容業界が一斉休業になるとは思ってもいませんでした。冷静に考えれば狭いスペースに一定期間人が密集するので感染防止の観点から休業になってもおかしくないのですが、「普段普通に利用しているが故に見過ごしてしまった」部分ではありました。
話を戻します。
1つの出来事をベースに冷静な視点で様々なことがどう変化するかを予想するのは言うほど簡単なことではありません。株価の動向予想もしかりです。
予想が難しいからこそ、
・マイルールを遵守し
・慎重に
・関わり続ける
ことが大事だと思います。
私の場合はあくまで全世界に全天候型に投資をする。
これを継続することだと改めて感じています。
今は下落局面なので価格の「下落」に着目したルール設定をしています。見直す時は「局面が変わった時」です。変わったことを確認できるまでは、上昇しているものの今のルールを維持します。