実験的な検証を行います。
<検証内容>
・投資信託の積立を実施
・積立対象はS&P500に連動する投資信託
・積立額は1日500円。これを毎営業日実施
・検証期間は(一旦)半年間の予定
・毎月投資実績を確認
<検証目的>
・インデックス運用の効果確認
・投資スタートアップの取り組みとしてワンコイン積立投資が有効であるか確認
投資診断士として目指していることの1つに「投資のスタートアップサポート」を考えています。
・これから投資を始める方
・一度投資を挫折した方
などが新たに投資をするには何をしたら良いかをアシストすることをイメージしているのですがあまり難しいことを説明しても理解は得られないと思います。
まして、先日のような相場の乱高下があると尻込みする方が増えると予想されます。
そう言った方にアドバイスをする場合、
・経済的に安定している、もしくは成長性が見込める市場をベースとし
かつ
・現金よりも成長性が見込める投資商品
に長期的に投資できる商品を考えます。
投資のセオリーは
・手数料が少なく
・なるべく広範囲をターゲットとし
・1つの商品に偏らないよう資産配分
することですが、これを教える前に「まず現金以外の商品に投資する」ことで
・資金が上下すること
・貯蓄よりも資産拡大が見込めること
を体感することが必要だと思います。
というのもやはり投資におけるセオリー・理屈は抵抗感があるのではと思われるからです。習うより慣れろではないですが理論的な説明よりも前に投資効果を体感し、そこからより手数料が少ないもの、商品を分散した方が効果があると言った説明をした方が伝わるのではと考えました。
一方で、国債やバランス型投信といった商品よりも株式市場に連動した投信の方が上下しやすい分効果が実感できる(リスクを取らないとリターンが得られない)と思いました。それがS&P500に連動した投資信託を対象とした理由です。
ETFだとSPY、VOO、IVVといったものがありますが、共通しているのは「取扱量の多さ」です。つまり世界的に人気があって売れている商品です。
正直にいうとETFの方がランニングコストの面でメリットは大きいです。
またドル資産に投資することで通貨・カントリーリスクの分散が図れます。
ですが、投資スタートアップの段階でいきなりドル(外貨)資産に投資をするのはこれもまた抵抗感があると思われます。円でもETFは買えますが、コスト面で円資産の投資よりも劣ります。
なので円で円資産に素直に投資する。安定感に欠ける日本市場ではなく、日本よりも安定感と成長性があるアメリカ市場に連動する投資信託を選んで投資効果を体感できればと思い、検証対象にS&P500を選択しました。
本来は
・新興国
・世界全体への投資
・コモディティへの投資
も視野に入れるべきですが、何もかもいっぺんにスタートするのは大変です。段階を踏んだその先に理解するものという前提を置きます。
SBI証券を始めネット証券ではワンコイン100円から投資信託に投資することが可能です。100円では効果が分かりにくいので500円を積み立てます。1000円を超えると毎月の積立額が大きくなってしまうので500円(20営業日だと月1万円(目安))にしています。
毎日というのは「株式市場は日々動くもの」だから平均化するために毎日投資にしています。
さてどうなるか。ちなみに相場が乱高下した後は「積立を開始するにはもってこい」でもあります。