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【コロナショック?】投資方法別急落時の対処方法について

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一気に下がりました。

 

2/25以降世界同時株安となっています。

特にアメリカ市場はダウ平均・NASDAQ・S&P500いずれも大幅安となりました。

大幅安は2020年に入ってから3回目ですが、2日以上連続して下がったのは初めてです。

 

2018年末にも大幅安が起きているので10年以上好調の米国株と言っても実は何度も下落局面は遭遇しています。

 

<大幅下落の要因>

考えられる下落の要因は

コロナウイルスの拡散傾向への警戒感

コロナウイルス問題による、サプライチェーン・売上への影響懸念

・PMIなどの指数の悪化

ネバダ州の大統領予備選挙でサンダースが圧勝した

などありますが、大きな要因は

・金融緩和

金利

と見ています。金融緩和に関してはこれまで株高を支える(隠れた)要因になっていたのですが、「継続すること」が前提となっていました。FRBのメンバーがこの金融緩和のペースを落とす主旨の発言をしたことも下落のキッカケになったとされています。

 

複合的な要因が絡んでいるので簡単に解消するのかどうかは疑問ですが、少し先の目線で考えると「金利のさらなる引き下げ」と「金融緩和の継続」が近々行われるかどうか次第で状況が変わってくるものと思われます。

 

さて本題です。

 

今回のような「大幅な下落」という自体は心の準備をしていてもなかなかにショックです。

 

でも対処方法が分かっていれば慌てなくて済むと思います。

ここでいう「慌てなくて済む」は絶対に損をしないということではなく

・マイナスをなるべく抑える

・投資を継続するためのモチベーションが維持できる

という2点を意味しています。

 

<積立投資をしている方>

・何もしない(積立を継続する)

 

投資先がなんであれ積立投資は「購入タイミングを考えないようにしている」するための投資法なので下落していようが、急上昇していようが「タイミングは一切無視」することになります。

 

なので必然的に下落して市場が混乱していても決まった日に購入することを止めないようにすることが対処法となります。

 

市況が気になる方は積立金額の調整をしても良いと思います。

 

<グロース投資をしている方>

・何もしない(本当に何もしない)

 

グロース投資は「成長性」に対して投資します。なので「市況が好調であること」が投資の条件となります。市況が不調の場合、いくらその企業が好調であっても市況の波に飲まれてしまうからです。

 

なので下落局面ではじっと待つ必要があります。企業分析を行い、資金を貯めて牙を磨きましょう。

 

<バリュー投資をしている方>

・買い物リストに載っている企業の株価を確認する

・購入基準を満たしているのであれば躊躇なく購入する

 

バリュー投資をしている方にとっては今回のような大幅安局面はある種「チャンスタイム」です。

 

価格チェックをして、購入先の状況を再確認して問題なければ購入タイミングと見るべきです。ただ、短期的・一時的な「下げ」の場合もありますので慌てずに対処しましょう。本当にサイクルの転換点であれば1日・2日待っても大きな影響はないはずです。

 

<短期投資をしている方>

・マイルールに従う(恐らくは損切りになるはず)

短期投資であれば価格に忠実に対処するのが基本なので、マイルールの損切り基準を満たした場合は残念ですが、躊躇せずに売却することになります。

 

基準を超えていなければ静観です。

 

<長期投資をしている方>

・何もしない(ホールドする)

・資金力に余裕があれば追加購入を検討する

・企業の決算結果は注視する(市況以外の要因によるマイナスがないことを確認する)

 

長期投資を選択しているのであれば下落局面は「織り込み済み」であるはずです。

織り込んでいない長期投資は投資方法としては矛盾しています。

 

なので基本は慌てたり売ることを考えずにホールド。資金に余裕があれば追加購入チャンスで、いわゆる押し目買いをしても良いでしょう。

 

ただ長期投資は投資先に簡単に問題が生じないことを前提としている「はず」なので、唯一気にしないといけないことが「企業先の決算結果」です。

 

下落時・不調局面で迎える決算(正確には下落等の大きなイベントを消化した「後の」決算)は通常以上に注意して確認しましょう。

 

今回で言うとコロナウイルスの影響が全世界的に出た後であれば、少なからず決算に悪影響が出るはずです。影響が出ないような強い企業がそれはそれで評価するべきですが、影響は少なからず出たとして大事なのは「その影響以外に悪材料が出ていないか」を確認することです。

 

市況の問題、コロナ問題によるマイナス「だけ」であればその四半期のマイナスはノーカウントとしても贔屓目にはならないと思いますが、悪材料が何かしらある場合は注意が必要です。これはEPSなどの数字だけではわかりにくいので気をつけないといけません。

 

対処法を知っていれば少なくとも感情に左右されずに済みます。

感情に左右されることが一番パフォーマンスに影響を与えるのでそれを回避する術を知っているだけでもだいぶ変わってくるはずです。投資方法によって構え方が違ってくる点に注意しましょう。