↑の最後で触れた「資産の分散」について触れます。
投資を始める段階では「インデックス投資」一択という話をしました。
つまり、何かしらの株式市場の指数に連動するETFや投資信託を始めましょうということです。
今回はその先のお話です。
株式は
・景気が良い時
・インフレ傾向にある時
に上昇する資産です。上記以外の時や世界情勢、経済状況が不安定な時は下落します。
上昇幅も下落幅も大きく、上昇幅の大きさを魅力と感じるからこそ投資先として人気がある資産です。
初期段階で株式一択とした場合、今のように株式全体が好調のときは追い風に乗れますが始めた時点でリーマンショックのような出来事に遭遇すると投資を止めたくなってしまうような向かい風を受けることになってしまいます。
なので、初期段階で「投資すること」に慣れたら次のステップである「資産の分散」にチャレンジしましょう。
<資産の分散先とは?>
資産の分散とは持っている現金を
・株式
・債券
・実物資産(金や銀、コモディティ、不動産)
に振り分けます。
ごく簡単に説明すると
・株式
・債券
というキーワードで投資信託もしくはETFを検索し、見つかった中から「手数料が0.50%以下の商品」を探してそれを購入すれば完了です。
3つの投資信託もしくは3つのETFを購入するだけです。簡単ですね。
<投資する国とかポートフォリオは?>
・どの国の商品を買えば良い?
・3つの資産の購入割合は?
投資のスタートアップ段階では気にしなくて良いと書いておきます。
というのも優先したいのは
現金→金融商品への移行です。
資産拡大パフォーマンスを高めるのであれば、アメリカに集中するべきか・全世界に投資するべきか、どの資産に何割投資すれば良いかを分析した方が良いのですが、スタートアップ段階でそれを気にして資金投入が遅れるのは正直もったいないと思います。
・投資する国
・ポートフォリオ構築
に関してはもう少し理解が進んでから考えた方が良いです。
株式:インフレ・景気好調時に強い
債券:デフレ・景気低迷時に強い
実物資産:インフレ・景気好調時に強い(金は例外的に景気不調時に強い)
ということで様々な局面に対応できるようになっていればまずそれが安心材料となります。
あとは投資に対する理解が進んだところで
・投資する国(将来どこが伸びるか)
・ポートフォリオ(どの資産に何割配分するか)
を考えて自分にとっての最適化を図るというものです。
この辺考えるのが面倒くさいというのであれば
・全世界に投資する商品を買う
・有名投資家のポートフォリオの真似をする
ことで解決します。
すごくいい加減と言われるかもしれませんが、始める前にあれこれ悩んだり銘柄どれにしようか決まらないまま時間を無駄に過ごしてしまうよりはいい加減でも市場平均のパフォーマンスを確実に得られる投資を1日でも早く始めて時間を味方につけた方が良いということです。
ただし
・手数料はなるべく安く
→株式のETFや投資信託であれば0.1%未満。それ以外は0.5%未満の手数料のものを選ぶ。
・なるべく長く続ける
→購入商品の入れ替えはしても良いですが、投資自体は止めないようにする
この2つは守るようにしましょう。この2つが守れるなら余程ヘンテコなものを選ばない限り、極端に変なポートフォリオにしない限りスタートアップとしては問題ないです。