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日本発の景気後退の可能性が?

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www.cnn.co.jp

2019年10月〜12月の日本のGDP国内総生産)が年率換算でマイナス成長となってしまいました。

 

景気後退(リセッション)と評価する条件は「2期連続マイナス成長」です。

つまり、リセッションにリーチがかかった状態です。

 

要因は色々考えられますが、最大の要因は「消費増税」だと思われます。10月ですと台風など他の要因もあると思いますが年末にかけて増税によって冷え込んだ可能性が高く、政府や日銀などの見込みよりも悪い数字となって現れたということになります。

 

これまでドイツなど欧州でリセッションの懸念があると報じられていました。

欧州はその後米中貿易問題の改善などにより、持ち直してきました。

 

日本は米中貿易問題の改善によるプラスの恩恵があまり受けられなかったことに加えて、増税さらにコロナウイルス問題も今後は加わってくるのでかなり厳しい状態に追い込まれたのではないかと思われます。

 

さらに一番の問題は「金融面で対策が打ち出しにくい」点です。日本は既にマイナス金利です。マイナス成長に対して金利を引き下げる王道手段が使えません。

 

「マイナス金利の深掘り」という対策も考えられますが、未知数のため恐らくは財政出動の形で対策を立ててくるものと思われます。

 

リセッションが始まってしまうと経済のネガティブスパイラルが始まる可能性があり、場合によっては周辺国に飛び火していきます。つまり日本発の世界経済停滞という可能性もあるということです。

 

そこまで大きなことにならないと良いのですが、いずれにしてもピンチであることには変わりはありません。

 

先ほども述べたとおり、日本は既に「打てる手を打っている」状態なのでマイナス金利政策下でリセッション入りをどう回避するか、世界的に注目を集めるのではと思われます。