MSFT(マイクロソフト)の決算発表がありました。
結果はAAPL(アップル)に負けず劣らずの脅威的な結果でした。
売上高:予想356.8億ドルに対して369.1億ドル
EPS:予想1.27に対して1.51
ガイダンス:売上・EPS共に予想を大幅に上回りました
その他評価要素:アジュールの売上が前期比+64%
やはりアジュール(Azure)による収益増が目を惹きます。
クラウドに関してはAmazonが手掛けるAWSとの競争となっていますが、
米国防総省大型クラウド「JEDI」 契約はMSのAzureに、アマゾンAWS敗れる | テクノロジー | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
このニュースをきっかけにシェアが逆転したわけではないですが、マイクロソフトの勢いに火が付くきっかけにはなったようです。
<今後はどうなる?>
AAPLとMSFTは良好な決算結果となったことでハイテク株が引き続き優位な状況となっていますが、楽観論に立てば今後はAAPLとMSFTがこの優位な状況の牽引役になることが予想されます。
・Office365などのソフトライセンスのサブスクリプション化
・Azureなど業界をリードする商品、サービスが多彩であること
・OSは簡単には交換できないこと
といった強みがあり、収益の基盤は簡単に揺るがないと思われます。
アップルとの違いは中国関連リスクだと思います。アップルは生産ラインと販売ルートでコロナウイルスのリスクがありますが、マイクロソフトはその懸念はありません。
一方アップルは5Gという好材料があります。2020年に5G対応端末がリリースされることが予想され、その内容によってはさらに好調に拍車がかかると思われます。
これは状況が良い時の仮説です。
反対に不調の時はハイテクが最も影響を受けます。牽引役のマイクロソフトが売り叩かれる可能性があることも頭の片隅に入れておいた方が良いと思います。
とは言え、今は右肩上がりに伸びている状態。成長性に乗っかるのであれば素直にマイクロソフトに乗って良い状態と言えると思います。