個別株を買うと気になるのが「株価」です。
株式投資に関しては様々な投資方法がありますが、根本的には
自分が思う価値が購入時点で市場がつけた価格よりも高いかどうか
なので株価はその判断材料になってきます。
「株価は気にするな」という投資法もありますが、基本的には買った時よりも株価が上昇しているかどうかが大事なので価格気になりますよねという話です。
こういった株価推移よりも
こういった株価推移の方が安心すると思います。
とはいえ、右肩上がりのマイクロソフトもよく見るとギザギザしています。
日単位では株価は上下しています。
なので毎日株価をチェックすると株価が下がる日に遭遇することになります。
(1回も下がらない株は基本的にあり得ません)
人間は株価が上昇した喜びよりも、下落したときのショックの方が大きいと言われています。
なので毎日頻繁にチェックすると下落した時のショックを何回も味わうことになります。
従って「売りたい衝動に駆られます」
衝動に耐えながら、保持し続けるというのは大変難しいです。このためマイルールの重要性を訴える方もいます。筆者も同様にマイルールは重要だと思っています。
しかしそれ以上に重要なのは
株価チェックの頻度を下げることだと思います。
チェックの頻度を落とすことで精神の安寧を図りましょうということです。
例えば
・スマホの触りやすいところに株価をチェックするアプリをセットしない
・証券会社の口座ログイン回数を減らす(ブックマークから外す)
といった形で物理的に遠ざけるやり方です。
自動積立が推奨されている最大の理由は「チェックする頻度を下げる」ことです。
都度購入していると否が応でも株価を見ることになるので、それを回避するためには自動化しかない訳です。
日経平均やダウ・S&P500の数字はニュースを見ている限り、目についてしまうものなのでそこは仕方がないと割り切ります。
あとは投資のスタンス次第だと思います。少なくとも長期投資であるならば暴落局面を乗り越えることは覚悟の上だと思いますので、極端ですがリバランスをするときだけチェックするというのもありではないかなと。
なおこの話は短期投資・デイトレードを否定する話ではありません。
短期投資やデイトレードは「株価をチェックすること」が重要なのですが、チェックする内容が鍵を握ります。具体的にはチャート分析ということだと思いますが、筆者の投資スタンスとは違うので解説は割愛します。