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株式投資方法を農業に例えてみる〜長期投資と短期投資〜

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 このシリーズの最後です。

 

最後は

・長期投資

・短期投資

です。

 

<1.長期投資と短期投資とは>

基本的には投資期間は「自分で決めます」

期間ではなく

・一定の利益を得た時点

・一定の損失があった時点

で売却したり、毎月一定の金額を積み立てる積立投資をするのがポピュラーなので自分は長期投資をやる人、短期投資をやる人という決め方はあまり馴染みがないかもしれません。

 

ですが、株式投資においては「期待する利益を得るまでにどれぐらいの期間をかけるか」で投資の期間が変わってきます。

 

・短期投資:1週間〜1ヶ月

・中期投資:1ヶ月〜半年

・長期投資:半年〜3年、あるいはそれ以上

とされています。人によっては前後しますが、おおよそ短期と長期の違いはお分かりいただけたかと思います。

 

デイトレードは文字通り「その日のうちに収益・損失を確定」させます。

他にもスイングトレードは1週間とか1ヶ月スパンで決着させますがこの辺は投資の考え方がまったくの別物なので割愛します。

 

<2.短期投資と長期投資は別物>

特に投資期間については何も考えずにいると短期も長期も特に違いはなくて「投資期間の違いなだけ」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、この2つは「別物」です。

 

(短期投資)

・値上がり益を期待する

・短期的に価格が上昇することを期待する

投資です。つまり買ったらすぐに値上がりするようなそういった先が候補です。

 

(長期投資)

・値上がり益+配当などのインカムゲインに期待する

・将来的に価格が上昇することを記載する

投資です。買ったらすぐ上がらなくてもある一定期間後の将来値上がりする先が候補です。

 

性質が異なるので「選ぶべき銘柄は異なります」

 

吟味すると短期にも長期にも適した銘柄はあります。今だとMSFT(マイクロソフト)やAAPL(アップル)、V(VISA)やMA(マスターカード)、BABA(アリババ)などは短期的な上昇益も期待できますし、それが一過性ではないと予測し将来に期待を寄せても問題ないと思える銘柄はあります。

 

ただ大半は目先強いと予測する銘柄と先々強くなると予測する銘柄は区別するべきです。

 

<3.短期投資、長期投資の違いは育てる作物の違いである>

短期投資と長期投資は区別する必要があります。

これは育てる作物の違いに例えると分かりやすいと思います。

 

例えばキャベツなどの葉物野菜は早く成長します。葉物野菜を育てて最初に収穫するまでに2年も3年もかけることはないと思います。

 

一方でリンゴを最初から育てるには苗木を植えるところから開始します。

苗木は1週間やそこらで育つことはなく、年単位で待つ必要があります。

 

このため、

短期間で利益を得ようとする短期投資を選択したのであれば、ごく僅かな期間で利益が出てこないと選択した銘柄が誤っている可能性が高いです。短期投資をしたいのであればすぐに芽や花が育つ作物を選ぶべきです。

 

一方で長期スパンで利益を得るために長期投資を選択しているのに、短い期間で値動きが激しく推移してしまうと選択した銘柄が誤っている可能性が高いです。

長期投資をしたいのであれば、じっくり時間をかけて育てる作物を選ぶべきです。

 

要は投資の目的と育てる作物を履き違えないように注意しましょうということです。